解説

地盤沈下は、地下水の過剰なくみ上げ、軟弱な粘土地盤の圧密、埋立地の自重沈下、地震時の液状化などによって、地表面の高さが下がっていく現象です。広域的に進む地盤沈下と、建物の重さや基礎の支持力不足による 不同沈下(局所的な不均一な沈下)の区別があります。空き家まわりでは、建物の傾き、基礎・外壁のひび、玄関・外構の段差、雨水の流れの変化などが代表的なサインです。

関連する現象

  • 不同沈下:建物の一部だけが沈み、傾きが発生する現象

  • 液状化:地震時に砂質地盤が一時的に液体のように軟弱化する現象

  • 軟弱地盤:水を多く含む粘土や砂質地盤で、上載荷重で圧密が進む

空き家所有者にとっての意味

地盤沈下が進んだ物件は、傾斜による開閉不良、雨水の侵入、配管の損傷など複合的な問題を抱えやすく、修繕費が大きくなる傾向です。売却を検討される場合は、地盤調査の結果(過去のものでも構いません)を整理しておかれると、買主の方への説明や査定の精度を高める材料になります。建物の傾きが大きい場合は、現況のままでの売却・解体・更地化を含めた選択肢の比較が現実的です。

関連用語