解説
個人賠償責任保険は、日常生活で他人に法律上の損害賠償責任を負った場合に、その賠償金や弁護士費用などをカバーする保険です。火災保険・自動車保険の特約や、クレジットカードの付帯特約として加入されているケースが多く、保険料も年数百円〜数千円程度と手軽です。「自転車で人にぶつかってケガをさせた」「子どもが他人のものを壊した」といった事故が典型的な対象です。
空き家での落とし穴
個人賠償責任保険の補償範囲は、多くの商品で「日常生活に起因する事故」に限定されており、居住していない物件の所有・管理に起因する事故は対象外とされています。「火災保険に入っているから空き家の賠償も大丈夫」と思っていたら、空き家ではそもそも対象外だった、というケースが少なくありません。
確認のポイント
ご契約の約款で「居住していない物件」「賃貸していない物件」が除外されていないか
「他人から借りているもの」「保管中のもの」のみが対象になっていないか
空き家の賠償リスクをカバーするには、施設賠償責任保険の検討が現実的
空き家所有者にとっての意味
空き家の外壁落下や塀の倒壊で、お隣の方に被害が及んだ場合の賠償には、個人賠償責任保険ではなく 施設賠償責任保険や、空き家用火災保険の賠償特約のほうがフィットします。お手持ちの保険の補償範囲を、保険会社さんに確認されたうえで、必要に応じて空き家向けの保険を追加で検討されると安心です。
