違法建築は、建築基準法等の法令に違反して建てられた建物です。既存不適格建築物(合法時に建築)と区別されます。無許可増築・容積率オーバー・接道義務違反等が典型となります。売買では価格の大幅下落、金融機関の融資拒否、行政による是正命令等の問題があります。ここでは類型、影響、対策を説明します。
違法建築の典型例
- 無許可の増築
- 建蔽率・容積率オーバー
- 接道義務違反
- 用途地域違反
- 斜線制限違反
- 耐震基準違反
違法建築の既存不適格建築物との違い
| 項目 | 違法建築 | 既存不適格 |
|---|---|---|
| 建築時 | 違法 | 合法 |
| 継続使用 | 是正命令の対象 | 可 |
| 金融機関融資 | 拒否されがち | 制限あり |
違法建築の売買での影響
- 売却価格の大幅下落(相場の30〜50%)
- 金融機関の融資拒否
- 買主の限定(現金購入・投資家)
- 買取業者への売却が実務的
違法建築の行政の是正措置
- 調査・違反確認
- 是正指導
- 是正命令
- 強制執行(除却等)
違法建築の違反時の罰則
- 3年以下の懲役または300万円以下の罰金
- 是正命令違反:50万円以下の過料
違法建築の典型的な違法増築
- 1階の張り出し
- 2階への増築
- 離れ・物置の建築確認なし
- ベランダの拡張
違法建築の売却時の対応
1|違法部分の除却
- 合法状態に戻す
- 買主が確保しやすい
- 費用負担あり
2|現状渡し
- 買主に説明
- 価格調整
- 買取業者への売却
3|合法化手続き
- 建築確認申請
- 是正工事
- 時間と費用がかかる
よくあるご質問|FAQ
Q1. 違法建築でも売れる?
売れますが、価格・買主が限定されます。買取業者への売却が実務的です。
Q2. 是正命令が来たら?
速やかな対応が必要。売却も進行できます。
Q3. 発見されない場合もある?
ありますが、売買時の重要事項説明で問題化する可能性が高いです。
