解説
特別養護老人ホームは、介護保険法にもとづいて運営される公的な介護施設で、通称「特養」と呼ばれます。原則として要介護3以上の方を対象に、長期入居を前提に介護・生活支援を提供します。介護付き有料老人ホームと比較すると入居費用が抑えられるため、人気が高く、地域によっては入居待ちが長期化する状況もあります。
費用と特徴
入居一時金:原則として不要
月額費用:8万〜15万円程度(要介護度・部屋タイプ・所得階層で変動)
所得階層別の自己負担軽減:年金収入が少ない場合は、特定入所者介護サービス費(補足給付)で食費・居住費の負担が軽減
看取り対応:終身まで入居を続けられる施設が多い
空き家所有者にとっての意味
親御さんが特養に入居されると、長期的に実家が空き家化するケースが多くなります。「居住用財産の3,000万円特別控除」を活用される場合は、住まなくなった日から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売却される必要があるため、入居時期から逆算した検討が大切です。詳しい流れは別記事「相続した実家の売却、税金が気になる…?|空き家3,000万円特別控除のしくみと申請の流れ」もご参照ください。
