不動産取得税は、土地・建物を取得したときに 一度だけ課される都道府県税 です。売買・贈与・新築・増築などで発生し、税率は原則4%、住宅や住宅用地は3%の軽減税率が適用されます。取得後6か月〜1年半ほどで納税通知書が届きます。相続による取得は非課税 となります。ここでは税率、軽減措置、相続との違いを説明します。
不動産取得税の税率
| 取得対象 | 税率 |
|---|---|
| 住宅(建物・土地) | 3%(軽減税率) |
| 住宅以外の建物 | 4% |
| 非住宅の土地 | 3%(宅地の場合、評価額の1/2に軽減) |
計算式
不動産取得税 = 課税標準額 × 税率
- 課税標準額は固定資産税評価額
- 宅地の場合、評価額の1/2に軽減される
住宅の軽減措置
新築住宅の場合
- 建物:1,200万円控除(長期優良住宅は1,300万円)
- 土地:一定の要件で減額
中古住宅の場合
- 新耐震基準に適合していれば、築年数に応じて100〜1,200万円控除
- 1981年12月31日以前の建物は、耐震基準適合証明書等が必要
相続による取得は非課税
相続で不動産を取得した場合、不動産取得税は課税されません。この点で、相続と贈与・売買は大きく異なります。
| 取得原因 | 不動産取得税 |
|---|---|
| 売買 | 課税 |
| 贈与 | 課税 |
| 相続 | 非課税 |
| 遺贈(相続人以外への遺贈) | 課税 |
納税のタイミング
- 取得から 6か月〜1年半 ほどで納税通知書が届く
- 都道府県税事務所から送付
- 納期は通知書に記載
よくあるご質問|FAQ
Q1. 取得後すぐに納税ですか?
いいえ、都道府県の処理により6か月〜1年半かかります。忘れた頃に通知書が届く形です。
Q2. 相続で取得したのに通知書が来ましたが?
相続は非課税ですが、まれに手違いで通知が届くことがあります。相続で取得した旨を都道府県税事務所に伝えれば取り消されます。
Q3. 実家を贈与で承継すると税金は?
贈与税+不動産取得税+登録免許税(2%)が課税されます。相続に比べて税負担が大きいのが一般的です。
Q4. 中古住宅の軽減はどのように適用されますか?
要件を満たす中古住宅を取得した場合、都道府県税事務所に軽減申告書を提出することで軽減されます。
Q5. 遺贈と相続の違いは?
相続人への遺贈は非課税、相続人以外への遺贈は課税されます。
