解説

介護離職は、親・配偶者・親族の介護を主な理由として、子世代が仕事を辞めることを指す言葉です。総務省『就業構造基本調査』では、年間約10万人前後の方が介護離職をされていると示されており、社会的な課題として国も対策を打ち出しています。育児・介護休業法では、対象家族1人につき通算93日まで取得できる「介護休業」、年5日の「介護休暇」(家族1人の場合)などの制度が整えられています。

介護離職に至る背景

  • 在宅介護の負担増(要介護度の上昇、認知症の進行)

  • 介護施設の入居待ちが長期化している

  • 遠方の実家に通うことが困難になった

  • 勤務先での介護休業・短時間勤務の活用が難しかった

空き家所有者にとっての意味

介護離職をきっかけに、子世代の収入が減ることで、実家の保有コスト(固定資産税・管理費・修繕費)の負担が大きく感じられるようになり、売却を急がれる動きにつながることがあります。一方で、介護のために実家へ戻られて、ご自身の生活拠点を実家に移されるケースもあります。どちらの場合も、長期的な収支と居住計画を整理して動かれるのが現実的です。介護施設の入居費用・自宅の維持費・収入の変化を並べて見比べていただくと、判断材料が整います。厚生労働省 仕事と介護の両立支援のサイトに、制度の詳細が公開されています。

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