「親の介護認定を受けて、施設入居を考え始めた」
「実家をどうすべきか兄弟で意見が分かれている」
「介護費用の準備で、実家売却も視野に入れたい」

ご両親の介護が始まった際、多くのご家族が実家の扱いに悩まれます。厚生労働省の調査によれば、要介護認定を受けた高齢者のご家族が「実家整理」を検討し始めるご家庭が年々増えています。

この記事では、介護開始から半年で売却完了まで進めたご家族の 3つの判断基準 と、時系列のタイムラインをご紹介します。

まず結論として|半年で進めるための3つの判断

  1. 親御さんの意向確認を 最初の1か月 で済ませる
  2. 「整理を全部終わらせてから査定」をやめて 並行で進める
  3. 仲介」と「買取」を 最初から両方並べる

この3つを最初に決められれば、6か月のスケジュールで無理なく進められます。順にご紹介します。

介護をきっかけに実家整理が始まる背景

厚生労働省の「令和5年国民生活基礎調査」によれば、要介護認定を受けた65歳以上の方は 約700万人。介護の始まりは、多くのご家族で「実家をどうするか」を家族会議の議題にする最大級のきっかけとなっています。

内閣府「令和6年度 高齢社会対策総合調査」でも、終活の準備として「自分の身の回りの整理」を進めている方は 29.8% に上り、健康面の変化や介護を意識した実家整理が一定の規模で始まっていることが読み取れます。

介護は「実家をどうするか」を家族の議題に乗せる、最大級のきっかけ です。半年で進められるご家族が持つ共通のパターンを、次に見ていきます。

半年で売却完了に至るタイムライン

サントが東大阪・八尾エリアで対応してきたご相談から、介護開始 → 施設入居 → 実家整理 → 売却完了まで半年で進むタイムラインをご紹介します。

できごとご家族の主な動き
0か月目介護認定・介護サービス利用検討地域包括支援センターに相談、ケアマネジャーと面談
1か月目施設見学・在宅か施設かの判断ご兄弟で家族会議、親御さんのご意向を確認
2か月目施設入居決定・契約実家が空き家化、当面の管理方針を決定
3か月目実家整理を本格スタート残置物の選別、写真撮影、書類整理
4か月目査定取得・比較検討仲介・買取・現況買取で複数査定
5か月目売買契約・残置物撤去整理が間に合わない場合は買取側で対応
6か月目決済・所有権移転売却完了、固定資産税の精算

ポイントは、整理と査定を並行して進める ことと、買取業者を早めに検討に入れる こと。「全部片付けてから査定」だと1年以上かかることもあります。

半年で売却完了に至る3つの判断基準

判断1|親御さんのご意向確認を最初の1か月で済ませる

介護認定を受けたばかりのタイミングは、ご両親の判断能力が保たれている貴重な期間です。この時期に 「実家を売却してもよいか」「思い出の物をどう扱うか」「気持ちの整理はついているか」 を確認できていると、後の進み方が格段にスムーズになります。

認知症が進行してからでは、契約手続きが難しくなります。ご両親のご意向確認は、最初の1か月で必ず済ませておかれるのが安心です。

判断2|整理を全部終わらせてから査定をやめる

「まず片付けて、キレイになってから査定を…」というご家族は多いのですが、この進め方は 1年以上かかる ことが多くなります。理由は次のとおりです:

  • ご家族の帰省タイミングが月に1〜2回に限られる
  • 残置物の量が想像以上(40〜50年分の家財)
  • 片付けと並行して他の相続手続き(登記等)も発生

実務では、現況のまま査定を依頼 → 買取業者を含めて選定 → 業者が残置物処理まで対応、という流れの方が、半年で進めやすくなります。特に買取再販業者は残置物のまま買取に対応することが多いため、片付けの手間を大幅に省けます。

判断3|仲介と買取を最初から両方並べる

売却の選び方として「まず仲介、ダメなら買取」というご家族が多いのですが、これは 時間ロス になりがちです。仲介で3〜6か月販売活動して売れなかった場合、その後に買取業者を呼ぶと、さらに1〜2か月かかります。

最初から 「仲介想定価格」と「買取価格」の両方の査定 を並列で取り、実質手取り(諸経費・時間コスト込み)で比較されるのが、時間ロスを避ける進め方です。特に築古戸建て・狭小地・借家人付きなど、仲介では時間がかかる物件では、買取の方が実質手取りが上回る場合もあります。

サント(東大阪・八尾・大阪市)の現場から

大阪府東部を中心に空き家の買取・再販を行うサントには、次のようなご相談が寄せられます。

  • 親御さんが老人ホームに入所され、半年で実家売却まで進めたいご家族
  • 介護費用の資金作りに、実家の早期売却を希望されるご家族
  • 認知症前兆が見られる親御さん、家族信託と並行して進めたいご家族
  • ご兄弟が全国に散らばっており、ご両親のお近くのサントに窓口を集約したいご家族

ご家族の状況をお伺いしたうえで、6か月または3か月の短期タイムラインでご提案しております。

よくあるご質問|FAQ

Q1. 親御さんの判断能力が落ちかけている場合、勝手に売却を進められますか?

いいえ、勝手には進められません。ご両親名義の実家を売却するには、ご両親ご本人の意思表示が必要です。判断能力が低下されている場合は 成年後見制度 または 「家族信託」 の制度を利用する必要があります。認知症が進む前に、司法書士・弁護士にご相談いただくのが安心です。

Q2. 施設入居中の親御さんの家を売る場合、税金はどうなりますか?

ご両親がまだお元気(判断能力あり)でご存命の場合、ご両親の名義でご両親が売却される形になります。譲渡所得税・住民税がかかりますが、居住用財産の3,000万円特別控除(マイホーム売却時)が使える可能性があります。相続後の売却なら、空き家3,000万円特別控除が使える場合もあります。要件が異なるため、税理士へのご相談が確実です。

Q3. ご兄弟で意見が割れた場合、どう進めますか?

まず 数字を並べた比較資料 を出発点にされるのがおすすめです。「今売る手取り」「10年保有した場合の累計コスト」「兄弟間の分配案」等を数字で並べると、感情論の対立を避けられます。それでも意見が割れる場合は、司法書士・弁護士を交えた家族会議で調停的な進め方も選ぶ道となります。

Q4. 介護費用のために、早く売却したいのですが最短どれくらいですか?

買取なら 最短1〜2か月 で決済まで進められます。査定から契約まで2〜3週間、契約から決済まで2〜4週間が目安です。仲介の場合は、販売活動を含めて3〜6か月かかります。介護費用の資金作りとして早期売却をご希望でしたら、買取業者への相談が現実的です。

Q5. 実家に残された家財が大量で、片付ける時間がありません。

現況のままで買取に対応する業者を選ばれると、家財処分の負担が大幅に減ります。特に 買取再販業者 は、業者側で家財処分に対応することが多く、ご家族が片付けなくても売却完了できます。サントの場合、グループ会社「サントプラス」で遺品整理・不用品処分に対応しております。

まとめ|3つの判断で半年の売却完了が現実的に

介護をきっかけとした実家売却のポイントを振り返ります。

  1. 親御さんのご意向確認:最初の1か月で。判断能力があるうちに
  2. 整理と査定を並行で:全部片付けてから査定はNG
  3. 仲介と買取を並列で:最初から両方の査定を取る

介護は突然始まります。始まってから慌てて進めるより、あらかじめ「もし介護になったら…」の段取りを想定しておかれると、6か月のスムーズな進行が実現します。

個別のご相談はサントへ

株式会社サントは、大阪府東部を中心に空き家の買取・再販を行ってきました。介護中のご家族の実家について、6か月または3か月の短期売却タイムライン、現況買取、遺品整理サービスの連携まで、ご家族の窓口として一貫してお手伝いいたします。査定・ご相談は無料、判断材料としてご利用いただけます。

出典・参考リンク