解説
仲介は、宅地建物取引業者が売主と買主を引き合わせ、契約条件の調整や物件情報の提供、契約書類の作成支援などを行うことで取引の成立を媒介する業務です。媒介とほぼ同義で使われますが、媒介契約は依頼者と業者の間の委託契約を指し、仲介は実際の業務行為を指す傾向があります。買取と異なり、業者は買主側でも売主側でもなく、両者の間に立つ第三者として取引を取りまとめます。仲介により成約した場合、業者は売主・買主それぞれから法定上限以内の仲介手数料を成功報酬として受け取ります。
関連法令・制度
宅地建物取引業法では、宅地・建物の売買・交換・賃貸借の媒介(仲介)を業として行うには宅地建物取引業の免許が必要と定められています。重要事項説明や37条書面の交付など、契約の各段階で法定書類の取り扱いが義務づけられています。
空き家所有者にとっての意味
仲介は、空き家を市場価格で売却したい所有者にとって基本となる売却方法です。買取より時間はかかりますが、市場相場に近い価格での売却が見込めます。レインズ登録や広告活動、内見対応など、業者が一連の販売活動を担うため、所有者の手間も軽減されます。立地条件が良い空き家であれば、仲介で適正な買主を見つけることで売主・買主双方が納得できる取引につながります。仲介手数料の支払いはあるものの、価格メリットを優先するなら有力な選択肢です。
よくある誤解・注意点
仲介業者は売主と買主の双方の間に立ちますが、利益相反となる「両手取引」では公平性に注意が必要です。誠実な業者を選ぶことが、納得のいく取引には欠かせません。
