解説
買取保証は、仲介と買取の中間的な売却方式です。最初の一定期間(通常3〜6か月)は通常の仲介として市場で売却活動を行い、その間に買主が見つからなければ、契約時に取り決めた価格で不動産会社自身が買い取る仕組みです。市場での売却が成立すれば仲介手数料は通常通り発生し、買取となれば仲介手数料はかからない代わりに買取価格は市場相場より低くなります。売却期限が決まっている所有者にとっては「いつまでに必ず売れる」という安心感が得られる仕組みとして利用されています。
関連法令・制度
買取保証付き媒介契約は、宅地建物取引業法上の媒介契約と買取契約を組み合わせた商品設計であり、業者によって細かな条件が異なります。書面で買取価格・期間・条件を明示することが求められます。
空き家所有者にとっての意味
転勤や住み替え、相続税の納税など、売却期限が決まっているケースで重宝される仕組みです。仲介で高値売却を狙いつつ、最終的な売却を確実にしたい場合に有効な選択肢となります。ただし、保証買取価格は市場相場の6〜8割程度に設定されるのが一般的で、また保証対象となる物件は買取業者が再販可能と判断したものに限られます。再建築不可など条件の難しい空き家では保証対象外となる場合もあります。
よくある誤解・注意点
「保証」という言葉から相場価格での買取を期待しがちですが、実際の買取保証価格は市場相場より低く設定されます。契約時に保証価格と期間、保証発動の条件を必ず書面で確認しておきましょう。
