解説

即時買取は、不動産会社が査定の後、市場での販売活動を経ずに直ちに買主となって物件を購入する方式です。物件の確認後、価格に合意できれば売買契約に進み、最短で数日から数週間での引渡しが可能となります。仲介のように内見対応や広告活動を行わず、近隣に売却を知られずに進められるのが特徴です。価格は通常の市場相場より低めに設定される傾向がありますが、引渡し時期を売主側が指定しやすい、契約不適合責任を免除する特約を付けやすいなど、柔軟な条件設定ができる場合もあります。

関連法令・制度

即時買取も宅地建物取引業法に基づく売買契約であり、業者が買主となるため宅建業者間取引ではなく一般消費者向けの規制が適用されます。重要事項説明・契約書交付・登記手続きが必要です。

空き家所有者にとっての意味

遠方の相続空き家を抱え、固定資産税や管理コストの負担を早く解消したい場合や、相続税の納税資金を確保したい場合に有効です。仲介では半年から1年以上売れない可能性のある物件でも、即時買取なら確実に資金化できます。ただし価格は市場相場より下がるため、時間的余裕がある場合は仲介と並行検討するのが望ましいでしょう。複数の買取業者から見積もりを取り、価格と引渡条件を比較することで、より良い条件で売却できます。

よくある誤解・注意点

「即時」と言っても、登記手続きや決済の準備で数週間かかるのが通常です。チラシ等の「最短即日買取」表現は誇張の場合もあるため、実際の引渡しまでのスケジュールを契約前に確認しましょう。

関連用語