公簿売買は、土地の登記簿記載の面積で売買代金を決定する方式です。実測面積との差の精算は行わず、契約時点の登記簿面積を基準とします。測量費用がかからない反面、実際の面積と乖離する可能性あり。空き家売却では、買取業者への売却でよく採用される進め方です。ここでは特徴、リスク、実務を説明します。
公簿売買の特徴
- 登記簿面積で代金決定
- 面積差の精算なし
- 測量不要
- 費用の削減
公簿売買の実測売買との違い
| 項目 | 公簿売買 | 実測売買 |
|---|---|---|
| 面積 | 登記簿 | 実測 |
| 精算 | なし | あり |
| 測量費用 | 不要 | 必要 |
| 公平性 | 限定 | 高い |
公簿売買のメリット
- 測量費用の削減
- 時間の短縮
- 手続きの簡素化
- 売却スピード
公簿売買のデメリット
- 実際の面積との乖離
- 売主・買主の一方に不利
- 後の紛争リスク
公簿売買が向く場面
- 安価な土地
- 面積差が小さい
- 買取業者への売却
- 時間優先の売却
公簿売買の実測売買が向く場面
- 高価な土地
- 面積差が大きい可能性
- 境界紛争の恐れ
- 買主の融資条件
公簿売買の登記簿面積と実測の乖離
乖離が生じる理由
- 過去の測量精度
- 境界の変化
- 公図の誤差
- 境界標の紛失
典型的な乖離
- 5〜10%程度が多い
- 広い土地ほど乖離が大きい
- 山林・農地で顕著
公簿売買の契約時の注意
- 「公簿売買」の明記
- 面積差の扱いの合意
- 境界確認の程度
- 後の紛争回避
公簿売買の買取業者との売買
買取業者は公簿売買が基本。売主の測量費用がゼロで、売却スピードが早いのが特徴です。時間・費用のバランスで選択が実務的です。
よくあるご質問|FAQ
Q1. 公簿売買は不利?
物件の性質による。安価な土地・買取業者への売却では有利です。
Q2. 面積差が大きい場合は?
契約前に実測が実務的。契約後の紛争は困難です。
Q3. 実測売買との使い分けは?
高価な土地は実測、安価・スピード優先は公簿売買が実務的です。
