確定測量は、土地の境界を お隣の土地所有者と立ち会って確定 したうえで作成する測量作業です。境界標の位置・座標・面積が正確に記載された測量図が成果物となります。売買契約や大規模な相続登記でよく求められる書類で、費用は50〜80万円、期間は3〜6か月かかります。ここでは確定測量の内容、地積測量図との違い、手配方法を説明します。

確定測量の内容

  1. 資料調査:法務局・自治体の資料確認(1〜2週間)
  2. 現地測量:土地の形状・面積を測定
  3. 境界立会い:お隣にお住まいの方と境界確認(時間がかかる工程)
  4. 境界標設置:確定した境界にコンクリート杭等を打つ
  5. 確定測量図の作成:座標・面積を含む正式な図面

確定測量図と地積測量図の違い

項目確定測量図地積測量図
作成主体土地家屋調査士過去の登記時の測量結果
境界立会いあり(お隣と立会確認)過去の測量では立会いなしの場合も
正確性高い(現代の測量基準)古い場合は低い
取得先土地家屋調査士に新規依頼法務局(450円)
売買での位置づけ買主に安心感を与える参考資料

費用と期間

  • 費用:50〜80万円(土地の広さ・複雑度で変動)
  • 期間:3〜6か月(境界立会いの調整で長引くこともあり)

お隣にお住まいの方が遠方・不在の場合、境界立会いに半年以上かかることもあります。

確定測量図がない場合の売却対応

  • 現況渡しでの売買:確定測量なしで、地積測量図または現況で契約
  • 買取再販業者への売却:業者側で測量に対応するプランがある
  • 契約後に測量:売買契約と並行して測量を進める

「確定測量図がないから売れない」ではなく、時間・費用の兼ね合いで進め方を選ぶことになります。

よくあるご質問|FAQ

Q1. 確定測量図は必ず必要ですか?

いいえ、必須ではありません。現況渡しでの売買や、地積測量図で代用する取引も一般的です。ただし、確定測量図があると買主が安心し、売却がスムーズです。

Q2. 土地家屋調査士と測量士の違いは?

土地家屋調査士は登記に関する測量ができる国家資格者、測量士は主に公共測量を担当します。確定測量は土地家屋調査士に依頼します。

Q3. お隣にお住まいの方が立会いに応じない場合は?

調停・訴訟等の解決方法もありますが、時間と費用がかかります。まずは丁寧な説明と、複数回のご訪問での対応が現実的です。

Q4. 過去の確定測量図は有効ですか?

基本的には有効ですが、境界標が動いていたり、10年以上前の測量では現在の測量基準と異なる場合もあります。売主・買主で確認して、必要に応じて再測量を検討します。

Q5. 確定測量の費用は経費にできますか?

はい、譲渡所得の計算で、測量費用は譲渡費用として計上できます。売却前の測量なら、譲渡所得の減額に活用できます。

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