「今年こそは実家を片付けようと1月に決意したのに、気づけばもう夏」
「兄弟に相談しようと思っているうちに半年が過ぎた」
「解体費用が怖くて、電話一本かける気になれない」
相続した実家を持つご家族から、こうしたお声を伺います。「今年こそ」が「来年こそ」に、そして「また来年」にと繰り越されているうちに、実家の傷みは進んでいきます。
なぜ止まってしまうのか。国土交通省「令和元年空き家所有者実態調査」(回収5,791件)を読み解くと、多くのご家族の判断を止めている 3つのブレーキ が見えてきます。この記事では、その正体と、夏スタートで外していく進め方をご紹介します。
ブレーキ1|「物置として必要」「いつか使うかも」の心理ブレーキ
このブレーキの正体
国交省調査によれば、空き家にしておく理由の 1位が「物置として必要だから」の60.3%。加えて「将来、自分や親族が使うかもしれない」33.1%、「好きなときに利用や処分ができなくなる」33.8% と、心理的な理由が上位を占めています。
| 順位 | 理由 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 物置として必要 | 60.3% |
| 4位 | 好きなときに利用や処分ができなくなる | 33.8% |
| 6位 | 将来、自分や親族が使うかもしれない | 33.1% |
これらの回答は、「今すぐ手放すと後悔しそう」「まだ何かに使えるかも」という 喪失感への抵抗 と、「柔軟性を残しておきたい」という 可能性の温存 の心理が反映されています。特に相続で受け継いだ実家には、ご両親との思い出も重なるため、判断を先送りしやすくなります。
ブレーキの外し方
このブレーキを外すには「今すぐ売る」より「見える化」から始めるのが現実的です。
- 物置の中身を書き出してみる:使用頻度と保管理由を紙かスプレッドシートに並べると、8割は「なくても困らない」ものだと気づくことが多くあります
- 「いつか使うかも」に期限をつける:「今後3年で1回でも使ったら残す、使わなければ処分」というルールを決めるだけで、判断が進みます
- 「思い出」と「物」を切り分ける:形として残したい物は写真に撮っておく、大切な物だけ手元に置く。物としては手放しても、思い出は消えません
ご家族で話し合うときも「売る/売らない」の二択で議論するよりも、「今の物置の中で残したい物と手放してもよい物を並べる」ところから始めると、感情の対立を避けられます。
ブレーキ2|「解体費」「固定資産税」の費用ブレーキ
このブレーキの正体
2つ目のブレーキが費用面です。「解体費用をかけたくない」46.9%、「取り壊すと固定資産税が高くなる」25.6% と、金銭的な懸念が判断を止めています。
| 順位 | 理由 | 割合 |
|---|---|---|
| 2位 | 解体費用をかけたくない | 46.9% |
| 7位 | 取り壊すと固定資産税が高くなる | 25.6% |
木造戸建ての解体費は、大阪府東部エリアで 坪単価4〜6万円、30坪の家で 120〜180万円 が目安です。加えて土地の固定資産税は、家屋を取り壊すと住宅用地特例が外れて、最大6倍に増えます。「解体して更地にすると税金が上がる」という懸念には、事実の裏付けがあります。
ただ、この2つの費用は「売却先の選び方」で回避できることも多くあります。
ブレーキの外し方
- 買取再販業者へ売却する:業者が建替え前提で買い取る場合、解体費は業者負担となり、ご家族の解体費負担は0円になります
- 解体前に売却する:家屋がある状態のまま売却すれば、住宅用地特例が外れる問題は発生しません
- 2024年改正の3,000万円控除の新ルールを活用:買主側で解体・耐震改修する場合でも、翌年2月15日までに完了すれば売主も3,000万円控除を使えます
「解体しないと売れない」というのはよくある誤解です。買取再販業者を含めた売却先の選択でこの問題は回避できます。
ブレーキ3|「どうしたらいいか分からない」の判断材料ブレーキ
このブレーキの正体
3つ目が「更地にしても使い道がない」36.7%、「住宅の質の低さ(古い・狭いなど)」33.2% といった、判断材料そのものがないブレーキです。
| 順位 | 理由 | 割合 |
|---|---|---|
| 3位 | 更地にしても使い道がない | 36.7% |
| 5位 | 住宅の質の低さ(古い・狭いなど) | 33.2% |
「うちの実家、そもそも売れるのだろうか」「築40年で狭いから、業者は相手にしないのでは」というご心配は、多くのご家族が抱えています。事実、仲介市場では築古戸建てや狭小地は苦戦することがあります。
ただし、これは「仲介の相場」のお話です。買取再販業者や、狭小地・底地に強い業者に相談すると、思わぬ査定額が出ることもあります。
ブレーキの外し方
- まず無料査定を依頼する:査定額を見るだけで、判断材料が一気に揃います。査定は無料の会社が多いので、費用リスクなく試せます
- 買取・仲介の両方を比較する:買取と仲介では手取りの見え方が大きく異なります。両方の査定書を並べてみるのがおすすめです
- 狭小地・底地・借家人付きに強い業者を選ぶ:一般的な仲介では苦戦する物件も、特殊な物件に強い業者では取引が成立することもあります
3つのブレーキの相関が「止まり」を長引かせる
この3つのブレーキは、それぞれ独立しているように見えて、実はお互いに補強し合っています。
- 心理ブレーキが「まだ手放さなくていい理由」を提供する
- 費用ブレーキが「今進めると損しそう」というリスク回避を強化する
- 判断材料ブレーキが「どうしたらいいか分からない」と行動を封じる
この3つが揃うと、「決めない」という状態が最も居心地よく感じられます。1年、2年と時間が経つ間に、実家の傷みは進み、ご家族の事情も変わっていきます。3つのうち1つでも外すきっかけを作ることが、判断のスタートになります。
3つのブレーキを同時に外す仕組みの例
実務では、3つを同時に外せる進め方があります。
- まず無料査定で判断材料ブレーキを外す:判断材料が並ぶと、次の一歩が見えます
- 買取査定なら費用ブレーキも外れる:解体費0円・現況買取なら、追加費用の心配がなくなります
- 心理ブレーキは家族会議で並行対応:査定結果を持ち寄って、ご兄弟で判断材料を共有します
「1つのブレーキから」ではなく「3つ同時に外す仕組み」を選ぶと、判断が加速します。夏のお盆の帰省など、ご家族が集まる機会にこの仕組みを回すと、年内の完了スケジュールに乗せられます。
サント(東大阪・八尾・大阪市)が窓口としてお手伝いできること
株式会社サントは、東大阪市・八尾市を中心に大阪府内全域で空き家の買取・再販を行ってきました。「3つのブレーキ」を同時に外す仕組みをご提供します。
- 現況のままでの 買取査定(解体費0円、リフォーム不要)
- グループ会社 サントプラス で遺品整理・不用品処分まで一括対応
- 「保有」「買取」「仲介」の 3パターン並列の手取り比較資料
- ご兄弟が遠方の場合の オンライン相談・現地写真報告
- 狭小地・底地・借家人付き物件の個別相談
よくあるご質問|FAQ
Q1. 「今年こそ」を3年続けている自分は、ダメな所有者ですか?
いいえ、多くのご家族が同じ状況にあります。国交省調査で60.3%のご家族が「物置として必要」と答えているのは、まさに「判断を先送りしている」実態を示しています。ご自身を責める必要はありません。ただ、時間が経つほどご家族の事情が変わり、判断は複雑になっていきます。「今年こそ」が3年続いたら、それは 3つのブレーキが同時にかかっているサイン です。無料査定で判断材料を1つ揃えるところからでも、次のステップは見えてきます。
Q2. 相続人が複数で意見が割れています。どう進めればよいですか?
感情論で「売る/売らない」を議論すると平行線になりがちです。まずは 数字を並べた比較資料 を出発点にされるのがおすすめです。「10年保有すると累計〇〇円、いま売却すると手元〇〇円」という数字が並ぶと、話し合いの土台が変わります。サントでは3パターン(保有・買取・仲介)の比較資料をご提供しています。
Q3. 物置の中身が大量で、片付けだけで何日もかかってしまいそうです。
現況のまま買取に出せる業者に相談されると、家財の整理は業者側で対応することも可能です。サントの場合、グループ会社「サントプラス」が遺品整理・不用品処分に対応しているため、ご家族での片付け作業なしで売却まで進められます。「家財が残っているから査定に出せない」と思い込まれているご家族もいらっしゃいますが、実際は現況のまま査定を受けられる会社が増えてきています。
Q4. 業者にご相談すると、強引に売却へ誘導されそうで踏み切れないのですが。
そのご不安はよくわかります。もしそのような対応をされたら、遠慮なくご相談を打ち切って構いません。信頼できる業者は「保有・売却」を並べて説明し、ご家族の状況にあった進め方を一緒に考えてくれます。強引な会社は、査定書に 比較資料や根拠 がなく、感情に訴える営業をしがちです。査定書の内容で会社の姿勢を見極められると安心です。
Q5. 年内の売却完了を目指す場合、何月ごろから始めるのがよさそうですか?
年内の売却完了を目指す場合、遅くとも 夏(7〜8月)まで にスタートを切るのが目安です。査定〜契約〜引き渡しまで、買取なら1〜2か月、仲介なら3〜6か月かかります。夏スタートなら年内完了、確定申告は翌年3月に間に合わせやすくなります。空き家3,000万円特別控除の期限(2027年12月末)を意識される場合も、逆算するとちょうどよいタイミングです。
まとめ|3つのブレーキを知ると、ご家族で夏のうちに進められる
実家の判断が止まる3つのブレーキを振り返ります。
- 心理ブレーキ:「物置として必要」60.3% ─ 物と思い出を切り分ける
- 費用ブレーキ:「解体費」46.9% ─ 現況買取なら解体費0円
- 判断材料ブレーキ:「使い道がない」36.7% ─ 無料査定で材料を並べる
3つのブレーキは互いに補強し合うため、1つ外れると他も外れやすくなります。夏のお盆の帰省で、ご家族が集まる機会に、査定結果を1枚持ち寄って話し合われるところから、次の一歩が始まります。「今年こそ」が3年続いているご家族には、この夏が判断のタイミングになるかもしれません。
東大阪・八尾・大阪市で空き家のご相談ならサントへ
株式会社サントは、東大阪市・八尾市を中心に大阪府内全域で空き家の買取・再販を行ってきました。無料査定から、遺品整理、3パターン並列の手取り比較まで、ご家族の窓口として一貫してお手伝いいたします。査定・ご相談は無料、判断材料としてご利用いただけます。
