「年明けに、今年こそは実家のことを進めたいと思ったのに、半年経って手付かずのまま…」
「兄弟姉妹で話し合いたいけれど、誰がいつ言い出すかで止まったまま…」
「保有しているだけで毎年お金が出ていく一方で、何から始めればいいかわからない…」

半年単位で実家のことが止まってしまう、というご相談はよく耳にします。ただ、 「進まない」のは判断力の問題ではなく、ご家族の中で「選択肢」が並んでいないこと が原因の場合が多くあります。

実家の今後で取れる選択肢は、大きく 2つ に絞れます。

  • 保有:そのまま持ち続ける(固定資産税・保険・修繕で年間のコストを払い続ける)

  • 売却買取(サントなど買取再販業者が対応)/仲介(他の不動産会社が買主を探す)(手元にまとまった資金が入る)

この記事では、2つの選択肢を 年間コストと手元残額 の数字で並べて、ご家族で判断する材料を整理します。お盆の帰省で話し合うときの参考としてもご利用ください。

「手付かず」が続く3つの止まり方

最初に、実家のことが進まない典型的なパターンを整理します。ご自身の状況がどれに当てはまるか、当てはめてご覧ください。

1. 切り出すタイミングがわからない

兄弟姉妹で「実家どうする?」を切り出す機会がなく、お盆や正月の親族集まりまで持ち越されるパターンです。誰かが声を上げないと話が始まらないまま、半年・1年と過ぎていきます。

2. 「保有」と「売却」の中身が並んでいない

「保有を続けたら毎年いくらかかるのか」「売却したら手元にいくら残るのか」、 2つを数字で比べる材料がない ため、結論を出せずに止まる例。コストや手取り額を数字で並べていただくと、議論が前に進みやすくなります。

3. 進めるきっかけが見つからない

固定資産税の納税通知書が届く・近隣から連絡が来る・自治体から指導の手紙が届く、といった「外からのきっかけ」を待っているうちに、ご両親の健康状態や相続人の事情が変わって、 選択肢が狭まる パターン。判断能力の低下後は 認知症財産凍結 の問題が出てきます。

① 保有を続ける場合|年間コストとリスクを見てみる

「とりあえずそのまま持っておく」は、もっとも選ばれる選択肢です。ただし 年間でいくら出ていくか を把握されていない方が多いのが現実です。

戸建て空き家の年間コスト目安

項目

年間コスト目安

固定資産税・都市計画税

5〜15万円

火災保険地震保険

2〜5万円

電気・水道の基本料金(停止しない場合)

2〜3万円

庭木剪定・草刈り(年1〜2回)

2〜5万円

見回り交通費(遠方の場合、年4〜6回)

3〜10万円

合計の目安

14〜38万円/年

10年保有すれば 140〜380万円 が積み上がります。これに加えて、 10年に1度の大型修繕(屋根の葺き替え・外壁塗装給排水管交換など)で 100〜300万円 がかかる例も少なくありません。

保有のリスク

② 売却に進む場合|夏のうちに進めると有利な3つの理由

「売る」は資金面でいちばん早く結果が出る選択肢です。 夏(6月〜9月)のうちに進める ことの実務的な利点は3つあります。

利点1:お盆の帰省で実物を見て判断できる

夏の帰省は、年に1〜2度の 現地確認のチャンス です。庭の伸び具合・建物の傷み・近隣の変化を直接見ることで、 「写真や記憶ではわからなかった本当の状態」 が見えてきます。査定依頼の前に一度見ておかれると、不動産会社の説明も腹落ちしやすくなります。

利点2:お盆に親族で話し合える

兄弟姉妹が集まるタイミングを使って、 「売る・保有を続ける」 をその場で話し合えます。ZoomやLINEでの個別連絡では出にくい結論が、対面の場では出やすいというのが実感としてあります。

利点3:年内引渡しの売却スケジュールに

夏に査定 → 9月〜10月に媒介契約 → 11〜12月に売買契約 → 年内引渡し、という流れになると、 翌年1月1日時点の固定資産税課税 を回避できます。年明けから始めると、固定資産税1年分を払い続けながら売却を進めることになります。

売却した場合の手元残額(実例での比較)

東大阪市・八尾市の築40年の戸建て(土地30坪・建物20坪)を例にすると、 買取と仲介で実際の手元残額はほぼ並びます。築年が古くなるほど、買取のほうが手取りで上回るケースも少なくありません。

区分

買取(サント例)

仲介売却

表示価格

1,200万円

1,500万円

仲介手数料

0円(自社で買い取るため)

△50万円

解体費(築40年の木造

0円(業者負担)

△200万円(買主の建替え前提で売主負担)

残置物処分・諸経費

0円(現況のまま買取)

△50万円

譲渡所得税(空き家特例3,000万円控除適用)

0円

0円

手元残額

約1,200万円

約1,200万円

売却までの期間

最短1か月(スピード査定)

3〜6か月

期間中の保有コスト・対応稼働

影響なし

固定資産税の按分 10〜20万円+内見対応

表示価格だけ見ると仲介のほうが300万円高く見えますが、 築年が古く解体が必要な物件では、解体費・仲介手数料・売却期間の保有コストを差し引くと、買取のほうが手取りで上回ることもある のが現実です。さらに サントは自社で買い取るため仲介を介さず、スピード査定で買取価格を即提示 できます。 片付け・解体・測量が不要 な分、所有者の方のご負担が読みやすいのが買取の強みです。

夏のうちに進める実務的な利点

選択肢を並べた次は、 いつから着手するか です。夏に始める利点は次の3つです。

1. ご家族との対話が取りやすい

お盆・夏休みは、 兄弟姉妹・子世代が物理的に集まる 数少ないタイミングです。実家のことを切り出す入り口として、活用しやすい時期です。詳しくは別記事 父の日に「家」のこと、切り出してみませんか? もご参照ください。

2. 業者の繁忙期前で対応に余裕がある

引越し・転勤シーズン(3月・9月)が落ち着いた 6〜8月 は、不動産会社・解体業者・測量会社の業務スケジュールに比較的余裕がある時期です。査定の精度・対応スピードともに、繁忙期より丁寧な対応を受けやすくなります。

3. 年内決着のスケジュールがおすすめ

夏に査定・話し合い → 秋に契約 → 年内引渡し、という流れになると、 翌年の固定資産税負担を軽減 できます。年明けからの始動だと、丸々1年分の保有コストが上乗せされてしまいます。

サントが対応できること

株式会社サントは、大阪府東部(東大阪市・八尾市・大阪市東部)を中心に、空き家の買取・再販・解体を自社で一貫対応しています。「保有を続ける」「売却に進む」の2つの選択肢について、ご家族で並べて検討していただける材料をご提供します。

  • スピード査定で買取価格を即提示:自社で買い取るため仲介を介さず、最短即日〜数日で買取価格をご提示

  • 2パターン並列の比較:年間コスト・手元残額・税金を一覧で

  • 現況のままでの買取査定:片付け・解体・測量なしの査定額

  • サントの買取査定と仲介相場の参考比較:サントの買取見込みと、他社が扱う仲介の一般相場・諸費用を並べて参考提示(サントは仲介を扱いません)

  • 解体後の駐車場活用:自社ブランド「サントガレージ」での運営も検討可

  • 狭小地・底地・借家人付き物件:個別事情に応じた対応

FAQ

Q1. 兄弟姉妹で意見が分かれているときは、どう進めればよいですか?

数字を並べると話が進みやすくなります。 「保有を10年続けたら○○万円のコスト」「いま売ったら手元に○○万円」 といった金額を比較表にすると、感情論を離れて議論できます。中立的な第三者(不動産会社・税理士など)に同席いただくのも有効です。

Q2. 売却を決めても、ご両親がお元気だと進められませんよね?

そのとおりです。 名義人ご本人の意思確認 が必要です。ただし「将来の選択肢として備える」ことは可能で、 家族信託任意後見 の枠組みを使って、判断能力低下後も売却の手続きを進められる体制を作っておく方法があります。

Q3. 半年・1年止まったままだけで本当に何か変わりますか?

数字面では、 毎年14〜38万円の保有コスト が積み上がります。それ以上に大きいのが ご両親の健康状態の変化建物の劣化 です。1年単位で選択肢が狭まる可能性がある、と捉えていただくのが現実的です。

Q4. 買取と仲介、どちらが向いていますか?

観点

買取

仲介

表示価格

表示価格は仲介の80〜90%

高め(市場価格)

解体費(築年が古い家)

業者負担で0円

売主負担になりがち(200〜400万円)

仲介手数料

不要

必要(3%+6万円+税)

実質手取り

築年が古いと買取のほうが上回る例も

築年が古いと解体費で目減り

売却までの期間

最短1か月(スピード査定可)

3〜6か月

片付け・残置物

不要(現況買取可)

必要

ご近所への配慮

静かに進められる

内見対応あり

売れ残りリスク

なし

あり

「価格優先=仲介」と思われがちですが、 築40年以上で解体が必要な物件は、仲介手数料・解体費・売却期間中の保有コストを差し引くと、買取のほうが手取りが高くなることが少なくありません。サントは 自社で買取再販を行う業者で、仲介は扱いません。仲介を介さないため スピード査定で買取価格を即提示 でき、解体・片付け・測量まで一貫で引き受けるため、 所有者の方の手取りが読みやすく、ご負担も小さい 形でお手伝いできます。

Q5. 夏のうちに進めないとダメですか?

「ダメ」ということはありません。ただ、 ご家族の話し合い・業者の対応スピード・年内決着 の3点で、夏のうちに進められるご家族のほうが結果的にスムーズに進む例が多い、というのが実感です。秋以降から始める場合は、年内決着を諦めて翌年3月引渡しを目指す段取りもありです。

まとめ|ご家族で「売る」「持ち続ける」を並べてから決める

実家のことが半年・1年と進まないのは、判断力の問題ではなく、 選択肢が並んでいないこと が原因です。

  • 保有:年間14〜38万円のコスト+将来の修繕+勧告リスク

  • 売却:手元残額 約1,200万円(買取・仲介ほぼ並ぶ、築年が古いほど買取が有利な例も。東大阪・八尾の実家での比較)

2つの数字をご家族で並べていただくと、議論が前に進みます。 お盆の帰省・親族集まり は、年に1〜2度のチャンスです。事前に査定や比較を一通り取っておかれると、その場で具体的な相談ができます。

東大阪・八尾・大阪市の空き家相談はサントへ

株式会社サントは、大阪府東部を中心に空き家の買取・再販・解体を行ってきました。「保有・売却」の2パターン並列比較、現況のままでの買取査定まで、ご家族の判断材料を地域に根ざした視点でご提供します。査定・ご相談は無料、お盆前の準備としてもご利用ください。

出典・参考リンク