解説
ハクビシン(白鼻芯)は、額から鼻にかけて白い線が走るジャコウネコ科の中型動物です。体長は約50〜70cm、尾の長さも同程度。 夜行性で警戒心が強く、木登り・電線伝い・屋根への登攀が得意なため、住宅街でも目撃される機会が増えています。
空き家・住宅まわりでの被害
屋根裏への侵入と巣作り:外壁の継ぎ目・通風口・縁の下・屋根のずれ瓦から、わずかな隙間を通って侵入
夜間の足音:天井裏で「のしのし」「ズルズル」と歩く音が聞こえることが多い
果実・農作物への被害:庭木の柿・ビワ・ブドウなどを好む
ノミ・ダニなど寄生虫の持ち込み
ハクビシンは ほぼ全ての個体がノミ・ダニを保有している とされ、屋根裏に住み着かれると、これらの寄生虫が室内へ広がって人やペットを吸血する 二次被害 が発生します。蚊に似た刺し跡が出て、 痒みが1週間ほど続く のが特徴です。屋根裏の清掃と並行して、室内の燻煙駆除も必要になるケースがあります。
法律上の取り扱い
ハクビシンは 鳥獣保護管理法 の対象で、 許可なく個人で捕獲することはできません。特定外来生物には指定されていませんが、自治体ごとに有害鳥獣として駆除の枠組みが整備されている地域もあります。被害が出ている場合は、お住まいの自治体に相談されるのが起点になります。
空き家所有者にとっての意味
長期間人の出入りがない空き家は、ハクビシンにとって安心して巣作りができる場所として選ばれやすい構造があります。詳しくは別記事「東京で増えるハクビシン被害、空き家がきっかけになることも…?」もご参照ください。
