解説
漏水は、給排水管・給湯器・水回り設備など、建物内部の配管から水が漏れる現象を指します。雨漏りが屋根・外壁を経由した外部からの雨水侵入であるのに対し、漏水は建物内部の水まわりトラブルです。原因も対応も別の枠組みで考える必要があります。
主な原因
配管の経年劣化:金属配管のさびや、樹脂配管のひび割れ。築古の物件で発生しやすい
冬場の凍結破損:水抜きをしないまま冬を越した空き家で、給水管や給湯器が破裂するケース。修繕費は10〜20万円程度
接続部のゆるみ:シンクや洗面台、トイレタンクの接続部からの水漏れ
設備の故障:給湯器・洗濯機の蛇口・トイレタンクの内部部品の劣化
発生しやすい場所
場所 | サイン |
|---|---|
床下 | 床のフカつき、カビ臭、水道メーターが回り続ける |
キッチン・洗面下 | 収納内部のシミ、床の変色、湿気 |
浴室 | タイル目地の浸み出し、隣室の壁のシミ |
給湯器まわり | 本体や配管の水滴・水たまり |
空き家所有者にとっての意味
空き家では、漏水が発生していても気づかないまま、水道料金の請求で初めて発覚することがあります。月1回程度の 通水 の際に、水道メーターの動きを確認し、誰も水を使っていないのにメーターが回り続けている場合は漏水のサインです。冬場の長期不在では、給湯器の水抜き作業で凍結破損を予防できます。
雨漏りとの違い
雨漏りは外部からの雨水侵入で、屋根・外壁の修繕が中心になります。漏水は建物内部の配管トラブルで、配管・設備の交換が中心です。両者は原因も対応も異なるため、症状を見つけられたときに「雨漏り」か「漏水」かを切り分けることが、修繕業者の選定にもつながります。
