解説

通水は、各蛇口を開けて水を流し、給排水管に水を通す行為です。空き家では水が使われないため、次のような不具合が発生しやすくなります。

  • 排水トラップの干上がり:キッチン・洗面・浴室・トイレなどの排水口の下にあるS字管には、下水のニオイ・ガス・害虫の上がりを防ぐために水が溜まっていますが、長期間使われないと蒸発して機能しなくなります

  • 給水管のさび・赤水:金属製の配管では、水が流れない状態が長く続くとさびが進行し、流したときに赤茶色の水が出てくることがあります

  • 水道メーターの異常:閉栓と再開のタイミングで動作不良が起きることもあります

進め方

キッチン・洗面・浴室・トイレ・洗濯機置場の各蛇口を開けて、5分程度ずつ水を流します。給湯器のお湯側も流すことで、凍結対策にもつながります。最初に出てくる水が茶色い場合は、配管のさびが進行している可能性があり、長期放置のサインとして気にとめておきたいところです。

空き家所有者にとっての意味

通気と通水は、空き家管理のもっとも基本的な対策です。月1回程度の通水で、カビ臭・排水トラブル・配管劣化の予防につながります。遠方の物件で対応が難しい場合は、遠隔見回りサービスやシルバー人材センターへ依頼される選択肢もあります。

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