解説

雨どいは、屋根に降った雨水を一か所に集めて、地上の排水溝や下水へと流すための設備で、軒どい(軒先に水平に取り付けるもの)と縦どい(壁面に縦に降ろすもの)で構成されます。素材は塩化ビニル製、金属(ガルバリウム鋼板など)、銅製などがあり、近年は耐久性の高い樹脂製が一般的です。

空き家所有者にとっての意味

空き家では、ご家族による日々の点検が行われにくいため、落ち葉や土・苔などが雨どいに溜まったまま放置されやすくなります。詰まりが進むと、雨水が雨どいからあふれ、外壁を伝って基礎へと回り込み、外壁の汚れ・腐朽、基礎まわりのコンクリートのひび、シロアリ被害の入り口になることがあります。雨樋からの落水でお隣の敷地に水が落ちている場合は、民法218条(雨水排水の制限)に関わる場合もあります。

点検と整備のタイミング

梅雨入り前と、台風シーズン後の年2回程度、雨どいの状態を目視で確認されると安心です。1階の軒どいまでであれば脚立で対応できるケースもありますが、2階以上や屋根上の作業はリスクがあるため、業者さん(費用目安1〜3万円)にお願いいただくのが安全です。台風や強風で外れ・傾きが出た場合は、放置せず早めの修繕が望ましいです。

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