解説

台風は、最大風速がおおむね秒速17m以上に発達した熱帯低気圧で、毎年夏から秋にかけて日本列島に接近・上陸します。住宅まわりでは、強風による屋根材の脱落・飛散、瓦のずれ、雨どいの外れ、看板や室外機の転倒、庭木の折損、大雨による浸水や雨漏りなどが代表的な被害です。気候変動の影響で、年間を通じた台風の勢力強化と発生時期の長期化が指摘されています。

空き家で気をつけたい点

  • 屋根材・瓦の劣化:固定が緩んだ瓦や、コーキングが切れた板金は、強風で飛散しやすくなります

  • 雨どいの詰まり:落ち葉や土が溜まっていると、台風時にあふれて外壁・基礎を傷めます

  • 庭木の越境:折れた枝がお隣や道路に落ち、被害につながる場合があります

  • 窓ガラス・雨戸の確認:割れた窓ガラスから雨水が侵入し、室内被害が広がりやすくなります

空き家所有者にとっての意味

台風被害で屋根材や瓦が飛散し、通行人の方や近隣建物に被害が及んだ場合、民法717条「工作物責任」にもとづき、持ち主の方が賠償の責任を問われる可能性があります。とくに「日常的に予想される範囲の台風」では、不可抗力として免責されにくい傾向があります。毎年6月の梅雨入り前と9月の台風シーズン前に、屋根まわりと雨どいの点検を行われると安心です。

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