民法は、私人間の権利義務を規定する基本法律で、1896年制定・2020年に大改正 されました。空き家では相続、境界、越境、隣地との紛争、契約関係で頻繁に登場します。特に相続関連の規定は空き家発生の予防・解消に直結。改正で相続登記の義務化、相続土地国庫帰属制度が導入されました。ここでは構成、空き家関連条文、改正を説明します。
民法の構成
- 第1編:総則
- 第2編:物権
- 第3編:債権
- 第4編:親族
- 第5編:相続
空き家に関わる主な条文
| 条文 | 内容 |
|---|---|
| 209条 | 隣地使用権 |
| 233条 | 越境竹木の切除 |
| 717条 | 工作物責任 |
| 882条〜 | 相続 |
| 896条 | 相続の効力 |
| 907条 | 遺産分割 |
2020年改正のポイント
2023年施行の相続関連改正
- 相続登記の義務化(2024年4月)
- 相続土地国庫帰属制度(2023年4月)
- 相隣関係規定の見直し
- 越境樹木の切除ルール明確化
空き家問題への影響
- 相続放置への抑止
- 境界紛争の解決手続き明確化
- 隣地からの管理不全建物への対応
よくあるご質問|FAQ
Q1. 民法改正は空き家所有者に影響する?
相続登記義務化で登記漏れに10万円以下の過料。影響大です。
Q2. 隣地への越境木は勝手に切れますか?
2023年改正で一定条件下で自ら切除可能となりました。
Q3. 相続放棄後の管理義務は?
2023年改正で「現に占有している」場合のみに限定されました。
