解説
湿気は空気中に含まれる水分のことで、相対湿度や絶対湿度で表されます。住宅まわりでは、相対湿度が70%を超える状態が続くとカビが発生しやすくなり、80%以上ではダニやさまざまな菌類が繁殖しやすくなるとされています。空き家では、人による生活活動(料理・洗濯・入浴など)がなくなる代わりに、換気や通水も行われにくいため、結果として湿気がこもりやすい状態が生じます。
湿気がこもると起きること
カビの繁殖:押入れ・クローゼット・北面の壁などに黒カビが発生
木材の腐朽:腐朽菌の活動が活発になり、柱・土台・床板が傷む
シロアリの繁殖:湿気のある床下を好み、構造材を食害する
畳・襖の傷み:吸湿で変形やシミが発生
結露:気温差のある窓や壁面で水滴がついて流れる
独特のニオイ:「実家を開けたらカビ臭い」原因の多くは湿気
空き家所有者にとっての意味
湿気対策は空き家管理の基本のひとつです。月1回程度の通気(窓開け)と通水、押入れ・浴室への除湿剤の設置、雨どいの整備による外周の水はけ確保など、こまめな対策で進行を抑えやすくなります。とくに梅雨入り前と夏の終わりは、湿気がたまりやすい時期です。詳しい予防策は別記事「「久しぶりに実家に帰ったらカビ臭い…」を防ぐ|梅雨入り前にやっておきたい空き家の換気・湿気対策5つ」もご参照ください。
