解説
竜巻は、積乱雲の下から地表に向かって伸びる強い渦巻き状の風で、日本国内でも年間20〜30件程度発生が確認されています。瞬間最大風速は数十m/sから100m/s超に達することがあり、規模の小さい竜巻でも、屋根材の脱落、看板や雨どいの飛散、樹木の倒壊などが起こります。気象庁は「日本版改良藤田スケール(JEFスケール)」で被害の規模を判定しています。
関西エリアでの発生傾向
気象庁の統計では、関西エリアでも年に数件の竜巻またはダウンバースト(強い下降気流)の発生が確認されています。発生は予測しにくく、警報も「竜巻注意情報」の段階での発表が中心です。屋根材の固定状態や雨どいの取付け状態など、事前に飛びやすいものを減らしておくことが現実的な備えになります。
空き家所有者にとっての意味
竜巻による被害も、民法717条「工作物責任」の対象になり得ます。日常的な台風・強風で飛ばないように整えている工作物が、竜巻で飛んだ場合は不可抗力として認められる余地もありますが、もともと固定が緩んでいた場合は責任を問われる可能性があります。施設賠償責任保険など、空き家でも使える保険への加入を検討されると安心です。
