解説
整地は、建物の解体工事の後に行われる、土地表面を平らに均し、コンクリート片や木片などの瓦礫を撤去する作業を指します。整地のレベルにはいくつか段階があり、最低限の粗整地から、表面を綺麗にならした仕上げ整地、表土を入れ替える表土整地などがあります。整地が不十分だと地中に瓦礫やコンクリートガラが残り、買主が新築する際に追加で撤去費用が必要になることがあるため、売買契約では整地の範囲と仕上げ程度を取り決めることが重要となります。費用は解体工事費に含まれる場合と別途請求の場合があります。
関連法令・制度
整地そのものを直接定める法律はありませんが、地中に建設廃棄物が残されている場合、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃掃法)に抵触する可能性があります。また、地中埋設物があれば契約不適合責任の対象となる場合があります。
空き家所有者にとっての意味
空き家を解体して売却する場合、整地のレベルが買主への印象や売却価格に影響します。粗整地のみの状態と仕上げ整地の状態では、買主が現地を見たときの印象が大きく異なり、後者の方が成約に結びつきやすくなります。一方で、整地レベルを上げるほど費用も増えるため、業者と相談して費用対効果を検討する必要があります。地中埋設物の有無を確認しておくことも重要で、解体時に古い浄化槽や井戸、基礎の残骸などが見つかった場合は確実に撤去し、買主への引渡し前に契約書上明確に表明しておきましょう。
よくある誤解・注意点
「解体すれば整地まで含まれる」と思いがちですが、契約内容によっては別費用です。解体業者との見積もり段階で、整地のレベルと地中埋設物の処理範囲を明確にしておきましょう。
