解説

道路法は、高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道などの公道について、路線の認定、管理、構造、占用、費用負担などを定めた法律です。1952年に制定され、国土交通省が所管しています。道路法上の道路に面する敷地で工事を行う場合、道路占用許可や道路使用許可(道路交通法に基づく)が必要となる場合があります。空き家関連では、解体工事時の足場・搬出車両の道路占用、上下水道引込工事の道路掘削、リフォーム時の資材搬入などで関係します。道路の構造保全や交通安全の観点から、一定の手続が定められています。許可申請には期間が必要なため、工事計画の早い段階で業者と確認しておくことが大切です。緊急時を除き、無許可の道路占用や掘削は法令違反となります。

関連法令・制度

正式名称は道路法(昭和27年法律第180号)です。道路占用には同法第32条が適用され、道路使用許可は道路交通法第77条に基づきます。建築基準法上の道路(建築基準法第42条)とは目的・定義が異なるため、両者の関係を理解しておくことが大切です。所管は国土交通省(国道)、都道府県、市町村と階層構造になっています。

空き家所有者にとっての意味

空き家を解体する際、足場の設置やトラックの一時駐車などで道路占用・道路使用の許可が必要になることがあります。これらの手続は解体業者が代行することが一般的ですが、所有者として概要を知っておくと工程の理解に役立ちます。リフォームや上下水道の更新で道路を掘削する場合も、所管の道路管理者(市町村道なら市町村)への申請が必要です。事前に業者と工程・費用を確認しておくのが現実的です。占用料や使用料が発生する場合もあり、見積りに含まれているか確認するとよいでしょう。

よくある誤解・注意点

道路法上の道路と建築基準法上の道路は別の概念です。道路法上の道路でも建築基準法上の道路に該当しないことがあり(4m未満で2項指定もない場合など)、逆に私道で建築基準法上の道路となるものもあります。物件の道路種別を確認する際は、両法での扱いを別々に確認する必要があります。

関連用語