解説

腐朽菌は、木材のセルロースやリグニンを分解して栄養とする菌類の総称です。代表的なものに、白色腐朽菌(白く変色)と褐色腐朽菌(茶色く変色し脆くなる)があります。空気・水分・温度・栄養(木材)の4条件が揃うと活発化し、とくに湿気がこもりやすい床下・浴室まわり・北側の壁内などで繁殖が進みやすくなります。

空き家所有者にとっての意味

人が住まれていない空き家では、通気が滞り、湿気が抜けにくくなるため、腐朽菌の発生条件が整いやすくなります。シロアリ被害と腐朽菌被害は外見が似ていることもありますが、腐朽菌は「触ると簡単にボロボロ崩れる」「水分を含んで黒ずむ」などの特徴があります。柱や土台が腐朽菌で侵されると、耐震性能が大きく落ちる原因になります。

予防と対応

もっとも基本的な対策は 通気・通水 です。月1回程度の窓開けによる換気と、給排水管の通水を行うだけでも、湿気のこもりを大きく抑えられます。床下換気口の確保、雨どいの詰まりや基礎まわりの水はけの確認も合わせて行うと安心です。被害が広がっている場合は、専門業者による調査(無料〜数万円程度)を経て、防腐処理や部材の交換が必要になることもあります。

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