蟻害は、シロアリによる建物の木材食害を指します。柱・梁・土台などの構造材が食害され、放置すると建物の強度低下、傾き、倒壊リスクにつながります。ヤマトシロアリとイエシロアリが主要種で、湿気の多い環境で発生します。予防処理は15〜30万円、駆除は30〜80万円が目安。空き家では床下換気不足で発生しやすいため、年1回の点検が実務です。ここでは種類、被害、対応を説明します。
蟻害のシロアリの2大種
| 種類 | 特徴 | 被害範囲 |
|---|---|---|
| ヤマトシロアリ | 寒さに強い、日本全国 | 床下中心 |
| イエシロアリ | 暖かい地域、温泉地 | 建物全体 |
蟻害の被害の兆候
- 羽アリの目撃(4〜7月)
- 柱を叩くと空洞音
- 床のふかつき
- 蟻道(基礎の土色の筋)
- 粉状の削れ
蟻害の進行段階
- 初期:土台の一部食害
- 中期:柱・梁への被害拡大
- 後期:建物全体への被害、傾き
- 重度:構造耐力の大幅低下
蟻害の対応費用の目安
| 作業 | 費用 |
|---|---|
| 予防処理(5年保証) | 15〜30万円 |
| 駆除処理 | 30〜80万円 |
| 柱・土台の補修 | 30〜数百万円 |
蟻害の予防のポイント
- 床下換気の維持
- 雨漏りの早期修繕
- 庭の水はけ改善
- 基礎まわりの木材を減らす
- 年1回の床下点検
蟻害の火災保険との関係
シロアリ被害は経年劣化として扱われ、火災保険では原則対象外です。ただし、シロアリ保険(防除業者提供)で別途カバーできる場合があります。
よくあるご質問|FAQ
Q1. シロアリの見分け方は?
黒アリと違い、腹部にくびれがなく触角が真っすぐ、羽が4枚とも同じ大きさが特徴です。
Q2. 予防処理は必要ですか?
築5年以上なら推奨されます。5年保証の防除処理が実務的です。
Q3. 蟻害のある実家は売却できますか?
可能ですが、事前開示が必要で査定額に影響します。買取なら現況のまま対応可能です。
