解説
建築士は、建築士法にもとづく国家資格を持つ専門職で、建築物の設計・工事監理を行います。資格は一級・二級・木造の3区分があり、扱える建物の規模や構造に応じて分かれています。空き家分野では、耐震診断、リフォーム・リノベーションの計画、解体前の建物調査、再建築可否の確認、増改築の計画など、建物の構造や安全性に関わる判断が必要な場面で頼れる存在です。
関連法令・制度
建築士業務は建築士法にもとづいて行われます。建築基準法・耐震改修促進法など、建物の安全性や構造に関わる法令を踏まえて、設計・調査を進めます。3,000万円特別控除の要件である「耐震基準適合証明書」は、建築士が発行します。古い建物の耐震診断・耐震改修を検討される際は、建築士の関与が大切です。
空き家所有者にとっての意味
「築古の実家を耐震改修してから売るべきか、現況のままで売るべきか」「再建築不可と言われたけれど、建て替えはどこまでできるのか」 — こうしたご相談では、建築士の方の建物診断が判断のもとになります。耐震診断は自治体の補助制度が使えるケースもあり、まず自治体の窓口で相談されるのも選択肢のひとつです。
