相続人は、相続の場面で 亡くなった元の所有者 を指す用語です。実家の相続では、亡くなった親御さんが被相続人となります。相続登記遺産分割協議、空き家3,000万円特別控除相続税申告など、多くの手続きで被相続人の情報が必要となる中核の概念です。ここでは被相続人の意味、関連手続きで確認すべき事項、実家売却との関わりを説明します。

被相続人と相続人の関係

用語意味実家の例
被相続人亡くなった元の所有者お亡くなりになった親御さん
相続人財産を引き継ぐ人お子さん、配偶者
受遺者遺言で財産を受け取る人孫、親族、団体等

被相続人について確認すべき事項

相続手続きでは、次のような被相続人の情報が必要です。

  • 死亡日:相続開始日として、期限の起算日
  • 最後の住所地:家庭裁判所の管轄、税務署の管轄
  • 本籍地:戸籍取得のため
  • 財産の内訳:実家・預貯金・株式・借金など
  • 遺言の有無:遺言があれば内容に沿って手続き

3,000万円特別控除での「被相続人居住用家屋」

空き家3,000万円特別控除では、「被相続人居住用家屋」 という表現が使われます。これは「被相続人が、亡くなる直前まで 1人で住んでいた 家屋」を指し、控除の重要な要件となります。

  • ご夫婦で住んでいた家 → 対象外
  • 被相続人単独居住の家 → 対象
  • 老人ホーム入所後の家(一定の条件) → 対象になる場合あり

相続登記での被相続人情報

相続登記では、次のような被相続人の書類が必要です。

  • 被相続人の 出生から死亡までの戸籍(戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍)
  • 被相続人の 住民票の除票(登記上の住所と最後の住所の確認)

本籍地が転々としているご家族の場合、戸籍収集に1〜2か月かかることもあります。

よくあるご質問|FAQ

Q1. 被相続人の除票が取得できない場合は?

市区町村の住民票の除票は、死亡から5年で廃棄される場合があります。廃棄された場合は「除票の写しが取得できない旨の証明書」を発行してもらい、代替書類(戸籍の附票等)で対応します。

Q2. 被相続人が海外に居住していた場合の相続は?

日本国籍の場合、日本の民法が適用されるのが原則です。海外の書類(現地の死亡証明等)も必要となり、手続きが複雑化することがあります。

Q3. 被相続人の遺言があるかどうか確認する方法は?

公正証書遺言:日本公証人連合会の遺言検索システムで検索可能。
自筆証書遺言:ご自宅の書類棚、法務局の保管制度の照会。

Q4. 被相続人の相続税申告期限は?

亡くなった日の翌日から10か月以内に、被相続人の住所地の税務署に申告・納付が必要です。

Q5. 3,000万円特別控除の「1人で住んでいた」は同居家族が全くいなかったという意味ですか?

はい、原則として被相続人が1人暮らしだったことが要件です。ただし、老人ホーム入所後の空き家は例外として認められる場合があります。

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出典・参考リンク

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