解説

レインズ(REINS:Real Estate Information Network System)は、国土交通大臣の指定を受けた不動産流通機構が運営する、不動産物件情報の共有ネットワークシステムです。全国を4つのエリア(東日本・中部・近畿・西日本)に分けて運営されており、宅建業者は登録された他社の物件を検索し、買主や借主に紹介することができます。専任媒介契約では契約から7営業日以内、専属専任媒介契約では5営業日以内に物件をレインズに登録する義務があり、これにより市場での流通が促進される仕組みになっています。一般消費者向けには物件の概要を確認できる「レインズマーケットインフォメーション」も公開されています。

関連法令・制度

宅地建物取引業法第34条の2第5項により、専任系の媒介契約におけるレインズ登録義務が定められています。指定流通機構は同法第50条の2以下に基づき国土交通大臣が指定します。

空き家所有者にとっての意味

専任系の媒介契約を結ぶと、業者はレインズに物件を登録する義務があり、所有者は「登録証明書」の交付を受け、登録状況を確認できます。レインズに登録されることで全国の宅建業者が物件情報にアクセスでき、買主候補と接点を持つ機会が広がります。逆に、登録されないまま放置されると物件情報が一部の業者にしか伝わらず、いわゆる「囲い込み」につながる懸念もあります。レインズへの登録状況を所有者自身が確認することは、適切な販売活動が行われているかをチェックする重要な手段となります。

よくある誤解・注意点

レインズはあくまで宅建業者向けのネットワークで、一般消費者は直接物件検索できません。ただし、登録証明書で自分の物件が登録されているか確認できる権利があるので、業者に証明書の発行を求めましょう。

関連用語